免疫組織化学(IHC)でのブロッキングは、切片上の一次抗体に非特異的に結合することで生じる偽陽性の結果を防ぐために重要なステップです。ここではブロッキングの方法について詳しく説明します。
ブロッキングの目的:
ブロッキングの主な目的は、一次抗体と切片の非特異的な結合を防ぐことです。一次抗体が非特異的に結合すると、偽陽性の結果が生じ、正確な免疫染色の解釈を妨げる可能性があります。ブロッキングは、この非特異的結合を最小限に抑え、正確な結果を得るための重要なステップです。
使用するブロッキング剤:
ブロッキングに使用できる代表的なブロッキング剤には、以下のものがあります:
ブロッキングの手順:
ブロッキングの手順は次の通りです:
まとめ:
ブロッキングは、IHCにおいて偽陽性の結果を防ぐために不可欠なステップです。適切なブロッキング剤を選択し、正確な免疫染色結果を確保するために実施することが重要です。
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